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『王と私』を観て

全63話の長編ドラマ。15世紀の李氏朝鮮王朝時代に実在した宦官である金処善(キム・チョソン、生年不詳-1506年)を主人公とした作品で、宦官の役職、生活を取り上げている。チョソンが恋慕う身分違いの女性(ユン・ソファ)が、王子に見初められるが、ソファを後の王、成宗(ソンジョン・王子の後の名)の側室にするため、自分自身が内侍(ネシ・宦官のこと)となって、王宮に入る。それはつまり、男性である事を捨てて、女性に想いを伝える事すらできずに、生涯、恋敵である王に仕える事を意味していた。ソファは中宮(王妃)の死により、正式に次の中宮となり、王子を産む。王は多くの側室を持ち、ソファを苦しめるが、ソファの事は生涯の想い人として大切にしていた。しかし、生真面目なソファは秩序を保つため、側室達を厳しく管理し、恨みを買って、やがて側室達により陥れられる。側室達の自作自演により、ソファは嫉妬のために側室を毒殺しようとしたという濡れ衣を着せられ、事の収拾を付けるために、自ら罪を認めて廃妃となるのだった。その後、ソファが残した幼い王子の才能を恐れた臣下達が、さらにソファを陥れ、ついに王命により、ソファは毒を飲まされて処刑されるのだった。後にその事を知った王子(後の燕山君・ヨンサングン)は、母の無念を晴らそうと、母の処刑に関わった者達をすべて惨殺し、母の願いとは程遠い暴君へと変身してしまう。王宮内の秩序は乱れ、民の苦しい生活は顧みられず、毎日王がキーセン(芸者)と供に飲み明かす日々が続くのだった。そんな王を見かねて、王宮内ではクーデターの計画がなされる。その噂を聞きつけた宦官のチョソンは命がけで王を初心に戻そうと説得するのだが、幼少期から王の身内のように仕えてきたチョソンさえ、王は殺してしまうのだった。そして、クーデターが起り、王の義理の弟が次の王位に着くのだった。

正直いって、最初から中盤の方が面白かった!ソファが死に、メインキャストが次々に死んでいき、チョソンまで死んでしまってからクーデター、という尻すぼみの展開。亡霊となったチョソンが現れなければ、何の感動もない最終回だったかな?でも、このドラマの面白いところは、やっぱり、宦官の生き様を描いている点だろう。男性なのに、男性としての扱いをされず、結婚はできるものの、子供は作れないので、養子縁組によって家系を保つ。妻だけでなく、時にはキーセンにまで完全な男でない事を馬鹿にされ、それでも、地位と名誉と富により誇りを持って生きている彼ら。恋はしても、完全なプラトニック・ラブ。王の女である女官達に恋をする事はタブーで、恋い慕うだけで反逆者だ。だから、逆にせつなくて、燃え上がる・・・。現代では考えられないだけに、とても美しいものを見た感覚になった。でも、いくつかの恋や政治的な争いの描き方がお粗末だったら、つまらないドラマだったかも。でも、このドラマの終わりの方で登場する暴君、燕山君(ヨンサングン・10代国王)がクーデターで倒れた後の王は、「チャングムの誓い」に登場する中宗(チュンジョン・11代国王)だった!「チャングムの誓い」は大好きなドラマだったので、この関連性にはちょっとした感動を覚える。
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