FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『大王世宗』を観て

世宗(セジョン)は朝鮮王朝、第3代めの国王。世宗は第3王子だったにもかかわらず、第1王子が父の国王に対し、反抗的で、中国の使節に対して無礼な行いなどをしたため、王位に就いた。本来ならば、第2王子が国王の座に就くところだが、世宗は抜きん出て賢く、中国との交渉にも一役買うなど、功績を治めたため、国王に選ばれた。

全86話と、長編のドラマだけれど、ドラマチックな場面が少なく、細かい政治の駆け引きが殆どで、私にとっては、面白みがあまり、なかったように思われる。でも、奴婢から王侯貴族の仲間入りをした天才技術者ヨンシルと、王族の娘で中国皇帝の側室になったダヨンとの別れのシーンは泣けた。ヨンシルとダヨンは、愛し合っていたものの、身分違いの恋で結ばれる事はなかった。ダヨンは皇帝の死に際し、中国の風習として、共に死んで葬られなければならなかったのだが、首釣りを目前にして、ヨンシルが打ち上げた花火を見る。それが、ダヨンを救えなかったヨンシルが元恋人へ向けた、最後の別れの挨拶だった。

ヨンシルは、時計や暦、雨量計などの発明をし、朝鮮の文明を開花させるのに、大いに功績を上げた。しかし、中国から技術を盗み出すため、危ない橋を渡り、命を狙われた。それを知った中国はヨンシルの身柄を渡すよう朝鮮に命じるが、世宗は、ヨンシルが国のためにわざと犯した罪を裁くため、ヨンシルを100叩きの刑に合わせ、死んだものとした。しかし、ヨンシルはその後も生き延びている。

世宗も最大の功績は、ハングル文字を作った事だろう。ハングル文字が出来るまでは、朝鮮語は漢字で筆記され、難解だったために、文字を書く事のできる民はほとんど居なかった。世宗は、民にも教養を持たせる事を考え、既得権益を失う事を恐れる多くの反対を押し切り、文字創製に力を注ぎ込んだ。しかし、完成した文字を見る前に、世宗は失明してしまう。

多くの発明を生んだ朝鮮の国王、世宗。キム・サンギョンが演じていたが、民を思いやる優しい国王ではあるが、強いリーダーシップを発揮して反対勢力にも屈しない国王を、よく演じていたと思う。世宗の妻、ソホン王后を演じたイ・ユンジも、父を世宗によって死刑にされながらも、世宗に従順だった貞淑な妻を、よく演じていたと思う。また、準主役かと思われるヨンシル役のイ・チョンヒも、政治には全く無関心ながら、物作りに命を掛ける純粋な技術者の役にはまっていたと思う。

でも、全体の感想としては、このドラマは、歴史好きというより、政治が好きという人にとって、面白いドラマなのではないかと思った。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ペンシル2010

Author:ペンシル2010

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。